羊の家

迷えるヒツジとクマの家づくり 30代夫婦が建築家と工務店と三者四脚で走る備忘録

【外構】花壇は舶来ヴィンテージ【タイル】

外構も一部追加工事を残し完成しました。
住みながらの施工だったので、毎日変化が見られて楽しかったです。
 
今日の竣工写真撮影に間に合うように頑張ってくださったんですが、なんとあいにく全国的に雨模様…ということで延期になりました。
この後S先生が海外に行かれるそうで、振替は4月になるみたいです。なんやてー。
 
我が家は極力写したくないものを増やさないように頑張っております。
キッチンの大型ゴミ箱と分別ゴミ箱が買えないのとパントリーに物が置けないのがちょっとつらい(@ ;∀;)
 
写真に写っても大丈夫なようなインテリアに整えていく時間が取れたとポジティブにとらえます。
 
 

外構は結局どこに頼んだか?

 
外構は3社で相みつをとりました。
 
straysheep.hatenadiary.jp
straysheep.hatenadiary.jp

D社さんが実力提案ともに抜きん出てはいるものの、お値段も相応で他二社よりなんと70万以上謎にお高い…。 事実上N社さんとE社さんの一騎打ちになりそうです。

とある通りN社さんかE社さんのどちらかだと思っていたのですが、なんとD社さんにお願いすることができました。
相みつがこの上なく有効に働きました。
 
とても信頼していましたし、実際施工も職人さんも素晴らしく本当にお願いできて良かったです。
外構って結構着工後はお任せなのかなと思っていたのですが、都度確認や相談に応じてくださってとてもありがたかったです。
一部グレードダウンや仕様変更、DIYの部分はありましたが大変満足度が高いです!
 
 
私が実現したかったものの一つに「玄関横の花壇を小端積み仕様にする」というものがありました。
どこの社もこれは費用がかかるので減額対象になってしまったのですが、D社さんが素晴らしい代替提案をしてくださったので、本日はこちらを紹介したいと思います。
 
 

名古屋モザイク古窯磚

 
私のやりたかった小端積みとは鉄平石や玄昌石などの板状の石の小口や小端を見せて重ねる積み方です。
文字通り積み上げていく方法で、貼り付けるのとは違って石も大量に必要ですし施工も難しいらしいです。
 
その代替提案として挙げられたのがこの古窯磚(こようせん)。
 
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上海粗界時代の瀟洒な街並みを再現する古レンガ。 三丁掛の大判サイズKO-ブラック100は、上海郊外にあった約100年前の建物を解体した古レンガという希少品です。
張りレンガ「古窯磚」 名古屋モザイク工業 | イプロス建築建材インテリア

100年前の上海といえば世界最先端の建築群や娯楽施設が建設されていたいわゆる「魔都・上海」の時代。
非常にノスタルジックで退廃的な魅力がありますね!

そして上海租界とは上海に設定された外国人居留地のことです。
建物は神戸元町あたりと似た雰囲気なのかなと思います。
 
大判サイズの古窯磚は租界にあった近代洋風建築を解体してできた古レンガで、他のサイズのものはその雰囲気を再現したもの、ということでしょうか。  
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ヴィンテージの雰囲気出てますね~。
 
 
出来上がりはこちらです。
イズミックスでお任せで仕上げてもらいました。
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めちゃくちゃかっこいいです!
 

 

タイルは目地が命

 
「小端積みと全然違うやないかい」と思われたかもしれませんがこの古窯磚は私の求めるものを満たしていたのです。
形がランダムであること、小奇麗ではないこと、手積みのハンドメイド感、凸凹感、重厚感、そして無彩色であること。
 
「積む」方を重視していたら、多分満足できるものはできなかったんじゃないかと思います。
この提案をしてくださったことが、D社さんに依頼する決め手となったと言っても過言ではありません。
 
 
もう一つ大事なのが目地の入れ方で、時々はみ出したりタイルの上に目地材が残っていたり一見雑なようでタイルのヴィンテージ感を損なわないようにしている高等テクニックです。
 
事前の軽い打ち合わせですでに「そうそうそんな感じ!」と意思疎通がとれていたのでとても頼もしかったです。
職人さんって普通はきっちりきれいに仕上げることが腕の見せ所でもあるので、ラフな感じでお願いすると嫌がられる…というか「本当にこれでいいの?」って何度も確認されます。外壁がそうでした。

実際めちゃくちゃ上手な方で、花壇より前に玄関ポーチの階段を仕上げてくださっていたのですが、これがまた見事な仕上がりでして。
N社さんのタイル屋さんの出来に少々不満を抱いていた為「全部(玄関内もなんだったら洗面所も)やり直して!」ってお願いしたかったくらいです。
 
そうです。洗面所のタイルにはまだモヤモヤしてるんです、ワタシ。
この話はまた後日。

 
目地の色はアイボリーです。
最初は肌色っぽくて大丈夫かなと思っていたのですが、だんだん色が抜けてきましたし、何より外なのでいい感じに汚れていってくれると思います。
 
 
花壇には主にローズマリーを植えました。
ほっとくとわっさわっさになるみたいなので、花壇の全貌が見られるのは今だけかもしれません。

 
 
 
 
 
今日は以上です。
 
 
 
 
 
 
 
 
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@ ´ エ`)タイルは目地が命(大事なことなので二回言いました)