羊の家

迷えるヒツジとクマの家づくり 30代夫婦が建築家と工務店と三者四脚で走る備忘録

【外構】庭をデザインする②【DIY】

外構DIYされる方結構いらっしゃいますね。
昨日の記事に同志より反響があり嬉しい限りです。

straysheep.hatenadiary.jp

ただ、あの、我が家のDIYは私一人でやってますので(ハムさんは労ってくれるのみ)、そんなに大規模じゃないことを先に申し上げておきますね。
庭をデザインとか大仰なこと言ってますけど、庭と言っても坪庭サイズ程度ですので^^;
 
と、ハードルを下げたところで早速実際に庭を作って参りましょう。
 
 

土づくり

まず掘ります。掘らないと始まらない。
点線内部を掘っていきます。
サイズは横幅200cm、奥行最大80cm、深さは一番深いところで50cmほど掘りました。
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予定では
①掘る
②石を取り除く
③土をふるいにかける
腐葉土等を混ぜ込んで土壌を改良する
の順番で一週間ほどで出来上がる予定だったのですが…。
 
鍬とシャベルで掘り進めるのですが、造成地の宿命で拳サイズの石から両手で抱える程の石まで出るわ出るわ。
石だけじゃなくて、コンクリの塊とか塩ビ管の欠片なんかも出てきますね。

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大きな石はがっつり埋まり込んでいますので、掘り出すのは鍬でもいいですがつるはしがあると楽だと思います。
 
そうして石を取り除くまでは腰が辛いながらもなんとか順調だったのですが、③の土をふるいにかける、これが完全に手動だったこともあり思いのほか大変であまりやる気が起きず、終わらせるまでになんと一か月近くも時間をかけてしまいました。

しかもふるいにかけると使える土は半分ほどに減ってしまいますので、正直労力と結果が見合っているとは思えず、次回からは③は省略して土を全とっかえでいこうと固く心に誓いました。
 
 
ちなみに土ですが、スタンダードに土(赤玉土)7:腐葉土3の組み合わせで作りました。
(実際はふるいにかけた土に赤玉土を足して7としました)
 
混ぜ合わせたものを一週間ほど寝かせて出来上がり!…なのですが、この後も問題が発生します。
 
 

土が足りない

そう土が足りません。
植え付け用の穴を掘る分土は余るかと思いきや、土壌改良された土はフカフカで密度が低い為水締めしていくと土はどんどん消費されていきます。
万が一足りなくなった時の為に培養土25Lを用意していたのですが、それを足してもまだ足りません。

どうしたかと言うと、掘ったものの「この部分は無くても大丈夫だな」という箇所を埋め戻しその分の土を他所に振り分けなんとか完成の形に持っていきました。
結果的には庭の形に凹凸がついてけがの功名となりましたが、思いのほか土を消費することに驚きです。
 
ひとまずの完成後にさらに培養土を足してなんとかギリギリといったところですね。
本来は地面レベルより盛り上げて、少し築山にしたかったのですが全然無理でした。
 
 

ひとまず完成

すみません過程を一切写真に撮っていないので、いきなりほぼ完成状態です。
 
■植え付け直後
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ミニ雑木風?

この時まだ注文した石が届いていなかった為、掘り出した石で仮土留めをしています。
土も足りていません。

分かりづらいですが、樹種を明記
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ちなみにハイノキ1.5m、サラサドウダン1m、マホニア0.4mサイズです。
さすがに3m級の樹木をDIYはできませんが、本格的な雑木の庭にしたいのであれば、より樹高のある木が必要になるでしょう。

思うような植物を販売しているホームセンターや園芸店が近くに無かった為、カレックス以外はネットで購入しました。
通販専門の園芸店が隣市にありましたのでそこに発注。ネットとはいえ、居住地に近いショップの方が気候が変わらず、また移動距離も短いので植物にとっても負担が少ないのではないかと思います。

ハイノキやサラサドウダンが段ボールに入って届いたのには少し驚きましたが、きちんと処理、固定されていたので、(全くのノーダメージというわけではないでしょうが)きれいな状態だったので安心しました。ハサミムシみたいな虫も一緒に入っていたけどな。
 
 
■石を配置

斜め上から見た図
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先ほどの仮石をどけて購入した石を配置。
ハイノキに支柱も立てました。
本当は画面一番左のサルスベリまで緑を繋げたかったのですが、いかんせん土が足り(ry
 
 
スモールとラージを購入。色はアッシュブラック。
ちょっと思ったよりサイズ差が無くてメリハリ不足です。


 
 
目線を下げて
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想定通り、ギボウシ付近はすでに影に入っています。
ハイノキより手前サラサドウダンあたりまでは木漏れ日になるでしょう。
 
■砂利との境界線
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石を配置しない部分はタマリュウ土留め
この画像で見えている砂利の部分は、例の土が足らず埋め戻した部分です。
 
■シダ
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シダ好きなんですよね。
なんだか庭がワンランクアップしたような気がする。
ギボウシも大きくなあれ。
 
 

デザインする上で心がけたこと

できているかできていないかは置いておいて、植物や石の配置で自分なりに意識したことはあります。

整列させない
これは木も石もですが、きっちり整然と並べるのではなく、高いもの低いもの大きいもの小さいものをランダムに置くこと、直線状に並べないこと。
境界線はゆるやかにアールを描いたり、凹凸をつけてメリハリを意識します。

自然な下草
なんというか生えてきちゃった感を演出するというイメージです。
シダを石の上から飛び出させてみたり、石の間からグラウンドカバーを覗かせてみたり。
「整列させない」とも通じますが、実際こんな風に生えてくるだろうな、ということを想像しながら植えました。

成長後を想定する
下草がわちゃわちゃして見えますが、割と地面自体はスカスカです。
グラウンドカバーが広がったり、ギボウシが大きくなることを想定してスペースを空けました。

あと今回は叶いませんでしたが地面に高低差をつけること
奥を高くすれば小さな植物も自然に顔を出せるので、実際よりもボリュームを演出できます。
いかんせん土が(ry

大体新美園さんのサイトで学んだことです。

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注意点&今後について

何度も言いますが、土は想像以上に消費します。
素人考えの2倍以上は必要ではないでしょうか。
ふるいにかけるのがとにかく大変だったので、次回土を再利用することは致しません。
培養土を利用するかどうかは分かりませんが、余裕を持って土の量を確保することにします。
とにかく土が無いことにはデザインにも制限が出てきますので。
 
 
現在植え付けて10日以上経ちました。土づくりに時間をかけてしまったので、当初の計画より遅くなりましたが、なんとか梅雨前に終わらせられたのでほっとしています。

しばらくは根付いていない為不安定なので、少しハイノキが葉を落とす場面が見られますが、徐々に安定してきていると思います。
植え付け直後は結構思い切って水を与えた方がいいみたいですね。入梅前の今の時期の水遣りがとても大事だそうなので、土の様子を見ながらしっかり行っていきたいと思います。
 
ハイノキもサラサドウダンも少し暑さに弱いので、植え付け初年度の今年は日除けの対策なども考えています。
どうにか夏を乗り越えてくれ!と祈るような気持ちです。
 
 
植栽に関しては今シーズンはこれにて終了!
まだまだサルスベリを越えてフェンス沿いにあと2.3本植樹するつもりですが、まずは今回作ったスペースが根付いて落ち着くまでは小休止。

ですが、飛び石を敷いたり、家庭菜園スペースを作ったりとやるべきことは山ほどありますので、とりかかり次第またご報告できればと思います。

 

 
 
今日は以上です。
 
 
 
 
 
 
 
 
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@ ´ エ`)なにぶん素人ですので、この記事を読んで「オイオイそれやべーよ」ということがありましたらすぐに!お知らせくださいませ