羊の家

迷えるヒツジとクマの家づくり 30代夫婦が建築家と工務店と三者四脚で走る備忘録

【プチ】細部の神スイッチコレクション②【内覧会】

春爛漫ですね。
 
この地方では桜は今が満開。
今週はあまり天気がよくないらしいので、そろそろ見納めでしょうか。
 
それと同時に我が家のシンボルツリーのアオダモが一気に芽吹きだしました。
固く枯れ木色だった新芽が青々とした葉を感じさせるものになっています。
ちゃんと根付いてくれたようで一安心。
 
一方庭のサルスベリは小さな新芽があるのか?無いのか?といった程度で、パッと見枯れ木か?!と思うほどなのですが、サルスベリは一番遅く芽吹いて一番早く落葉してしまうそうなので、芽吹きはまだ先のようです。
その横着っぷりに、かの芥川龍之介百日紅を「怠け者の木」と呼んだそうな。(豆)
 
 
 
さて今日は我が家のスイッチコレクション第二弾をお送りします。
 
 
第一弾はコチラ。
 
straysheep.hatenadiary.jp

 
前回も載せたニッチの画像から始めたいと思います。

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3つのスイッチは右からリビングメイン、リビング間接(調光)、ダイニングキッチン用で、DKは上からキッチンダウン、キッチンスポット、ダイニングペンダントの並びになっています。

正直調光スイッチは最初に設定して以降は触らないだろうと思っていましたが意外と調整します。
元々は照明が明るすぎた時の為の保険として考えていました。結果的につけて本当に良かったです。
 
 

注目は調光スイッチ

本来ならJIMBOの調光スイッチがつくところですが、JIMBOの調光スイッチはLEDで検証していない(多分使用は可能)ことと、なるべく照明器具と同じメーカーの方が不具合が無いと電機屋さんに言われたので、照明器具と同じDAIKOのものです。
 
NKと合うようにピン角タイプを選びました。

これの黒が本当にかっこいいんですけど、使いどころがありませんでした。
 
多分何も指定しないと角が丸い方がつくかと思います。


 
もしかしたら点線部のサイズの違いが気になる方がいるかも?
(JIMBOならサイズ同じ、かつ3つを同じプレートにまとめられます) プレートの統一感を優先したので、私は気にならなかったです。
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それ以上に「あちゃー」となったのは質感で、マットなNKと違ってテカテカとまではいかないもののプラスチック感があります。
あと、

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なんか浮いてます。
えっこれは正しい取り付け方法よね?
 
でもどちらも1mも離れれば全く気にならないので、そんなに神経質にならなくても大丈夫です。
 
 

換気扇タイマー

我が家は浴室暖房機能などの無い普通の換気扇なので、基本はスイッチのONOFFだけでOKです。
最初はNK SERIEのダブルタイプにしていたのですが、はたと「タイマーがいる!」と気付き直前になって急遽変更をお願いしました。

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我が家唯一のPanasonicアドバンスシリーズです。

プレートの色の違いは並べると分かります。
NK SERIEはオフホワイト。単独では真っ白に見えるけど。
アドバンスは青みがかった白、LED的な白です。
 
アドバンスの角は丸いですが、質感はマットですし現代的なデザインの丸みと言えます。
色味も含めとてもスタイリッシュです。
 
ONOFFも触れるだけなので、物理的なスイッチのNKとは真逆です。
一時家全体をアドバンスにするのもいいなと考えたこともありました。
NKは良くも悪くも情緒があり過ぎるので、人によってはあまり魅力的に映らないこともあるかもしれませんね。
 
 

ランドリーは昭和ヨーロピアン

わけの分からんコンセプトです。
 
この部屋のスイッチコンセントは他と全くシリーズが違います。

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Panasonicのタンブラスイッチです。
昭和の時代から今もずっと作られているのですね。

いわゆるアメリカンスイッチというか上下にぱちんっと切り替えるタイプです。
 
ブラケット照明と同じく、ガチ過ぎたりインダストリアル過ぎたりせず適度なおもちゃ感が欲しい、という基準で選んでいます。
JIMBOにもほぼ同じスイッチがあるのですが、どこかで「スイッチがPanasonicは黒、JIMBOは茶色」というのを見かけたのでPanasonicにしました。
が、これもよく見るとほぼ黒の茶色ですね。
 
比較画像もどこかで見かけて、確かにJIMBOの方がより茶色に見えた気がしますが実物を見ていないのでなんとも言えません。
気になる方は取り寄せてみてもいいかも。
 
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こちらも換気扇ルールに則り、一番右の換気扇スイッチだけ片切りスイッチ、残り二つは三路用のスイッチを使用しています。
違いはスイッチをONした時にがあるかどうか、です。
 
この部屋はコンセントもお揃いの新金属プレートです。

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寝室ニッチ

 
長くなったのでちょっと駆け足で。

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主寝室の枕元ニッチの画像です。

左にダウンライト用JIMBOの家具用スイッチ、右に頭上の照明用の調光スイッチです。
こちらの調光スイッチはKOIZUMIのものになります。

ピン角タイプ。回す部分がDAIKOの方が好みです。


 
これらはニッチの天井についています。
寝ながら手が届きます。

初めニッチの底板につくのかと思っていたのですが、ホコリが入る為底面につけることはNGみたいです。
 
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サイドにはJIMBO家具用コンセント。
両サイドについていて、夫婦それぞれのスマホ充電用になっています。
 
 

所感

 
選んだスイッチたちに何一つ後悔はありません。
どれも大好きです。
 
配置は住んでからの動線を十分にシミュレーションして選択しました。
シンプルな配置にしたおかげか、今のところ「こっちにつければよかった」「ここにもスイッチorコンセントが必要だった」ということは幸運にもありません。
スイッチの順番(どのスイッチがどの照明に対応しているか)も、照明の位置を考えれば何となく察せるような順番にしてあるので、ネームプレートがなくても迷うこともありませんでした。
 
複数種類使い分けることと、スイッチの順番を細かく指定したかったので、資料を作ってお渡ししていましたが、やはりミスはありました。
 
施工最後の最後の工程ですが、ラストまで気を抜けませんよ~!

 
 
 
 
 
今日は以上です。
 
 
 
 
 
 
 
 
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@ ´ エ`)頑張ってまとめましたまる   

 

【プチ】細部の神スイッチコレクション①【内覧会】

こんばんは。
先日地味にヘッダーの画像と全体のフォントを変更してみました。
いかがでございましょう。(ただの自己満足)

 
 
それはさておき、今日は我が家のスイッチ達をご紹介したいと思います。
 
 
スイッチ/コンセントの過去記事です。
 
straysheep.hatenadiary.jp
 
家全体をPanasonicコスモワイドからJIMBO NK SERIEに変更した場合、差額は実に15万円という結果になりました。
スイッチ、コンセントは細かい部分ですが住宅空間のクオリティの底上げに重要な要素です。
とはいえプラス15万もかけられるかというと微妙。

この金額は施工会社によってかなり差が出ますので、NK SERIE(その他標準外のスイッチ)を考えている方は早めの確認をおすすめします。
 
 
減額案として、全体の統一感を考慮しNK SERIEと同じJIMBOのNKPを場所によって使い分けることにしました。
 
 

NKPとは

 
NKP、正確にはこれはプレート名です。
NKPカタログ→http://www.jimbodenki.co.jp/catalog/pdf2/166-179.pdf
 
JIMBOと言えば、のピン角マットのプレートのことです。
NK SERIEもプレートはNKPです。
(ただし黒、グレーの色はNK SERIEにしかありません)
 
ここではNKPプレートに埋込スイッチをJIMBOニューマイルドビーにしたものを「NKP」と定義します。
ニューマイルドビーカタログ→http://www.jimbodenki.co.jp/catalog/pdf2/126-129.pdf
 
 
文字ばかりで分かりにくいので、実物がこちら。

■NK SERIE (NKP-3UF PW)
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このダブルタイプのバランスが好き。洗面所前。
 
■NKP (NKP-2UF PW)
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こちらもダブル。豆腐みたい(褒めてる)。 二階ホール。
 
NKP採用のポイントとして、よりシンプルにする為片切りの回路でも三路用のスイッチを使用しました。
ニューマイルドビーは通常の片切りスイッチには黒い線が入り、三路スイッチは無地(豆腐)なのです。  
 

使い分けルール

 
ではNK SERIEとNKPをどう使い分けたか。

単純に1階と2階で分けるのは、あからさまな減額感が出てよろしくありません。
それに1階でもNK SERIEを使用するには勿体ないと思う場所が数か所ありました。
 
それを踏まえNKPを使用するところは以下に決定。
 
■収納内側

・玄関土間収納
・階段下収納
 
■キッチン

・キッチン背面壁
・パントリー
 
■洗面所

・鏡用の照明
 
■2階全般
 
 
2階のほかに収納内部やキッチンの背面など、要するに「お客様が触らないところ」をNKPに変更しました。

NKPはなんと標準と差額ナシでいけました。
これで見積もりはプラス5万まで下がり、なんとか許容範囲におさまることとなりました。
 
 

換気扇ルール

さらにもう一つのルールとして、換気扇スイッチは片切り(黒線あり)のままとしました。

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玄関土間収納、二階トイレがこの仕様です。
 
ニューマイルドビーには赤いガイドランプスイッチがありまして、換気扇はこれにしようかなと思っていたのですが、ここまで沈黙を保っていたハムさんが突如断固反対!
「古めかし過ぎる!」とのことでした。

こういうの↓

そ…そうね?ということで、片切りに変更した次第です。
 
NK SERIEはそのまま無印としました。

NK SERIEにもガイドランプタイプはありますが、いかんせんべらぼうに高いのと、NK好きの間でもデザイン的になかなか不評です。
それに無印と組み合わせて使用することはできないそうです。
 
ランプが無くても、NKシリーズは昔ながらのパチンっと「スイッチを押した感」があるので見た目でオンオフが分かりやすい、という利点があるので問題ありません。
 
 

そもそもNKとは

NK=日建設計(にっけんせっけい)のことです。
日建設計スカイツリーや東京タワーも手掛けた日本最大手の設計事務所だそうです。
 
この日建設計が、箱根のポーラ美術館の為に神保電器に依頼して作ったスイッチプレートがNKPプレートです。
つまり、P=ポーラ美術館。
実に15年も前の、そして美術館の為のデザインだったんですね。
 
NK SERIEはこのNKPの発展形ということです。 (こちらは神保電器オリジナル?)
 
 
NK SERIEとNKP両方のスイッチをつけてみた正直な感想を言います。
ちょっと勇気がいりますが。
 
 
私は…NKPの方が美しく完成されたデザインだと思いました。
 
取り付けられたNK SERIEを初めて見た時、思ったより存在感があるなと思いました。
ハムさんも「なんかスイッチが大きすぎない?」という反応でした。
建築的で悪目立ちしないという評価のNK SERIEでしたのでこれはとても意外でした。

これは我が家の内装にも関係しています。
もっとシャープかつ開放的な空間だと違和感が無いかもと思います。

 
なるほどNKPは美術館の為のスイッチ。
自然に存在感を消して空間に馴染むのは当然NKPの方だったのです。
 
でもどちらが来客向きかというと、それはNK SERIEかなと思います。
NKPはやはり裏方、NK SERIEの方はよそゆきの顔をしています。
 
 

その他のNKたち

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これは以前お見せしたリビングのスイッチニッチの画像です。
NK SERIEのシングルとトリプルのスイッチがあります。
 
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NKP豆腐シングル。美しい。
 
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コンセント。テカテカしていなくてシンプルです。

 
 
 
 
 
長くなったので今日は一旦切ります。
 
 
 
 
 
 
 
 
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@ ´ エ`)次回はNK以外のスイッチをご紹介します。   

 

【プチ】私の好きな場所2【内覧会】

リビングの東のウッドブラインドを通した光。
 
午前の短い間だけ見られるボーダーです。
 
f:id:glante29:20170404203737j:plain:w600
 
壁からはえてるウォルナット集成材はTVボードの天板です。
天板に当たって屈折している光が面白い。

下がオープンなのは全貌を見れば納得できるかも。
ここにはグリーン類をそのうち置きたいけども、現状ハムさんの仕事持ち帰り時のプチワークスペースになっています。
ここそういう用途目的じゃないんですけど…。

 
光を受けて無駄に輝いているコンセントはJimboのNKシリーズです。
コンセントに関しては標準からほぼ差額ナシとのことだったので(スイッチとまとめて見積もりが出た為正確には分からない)基本的に家中これです。
 
おなじみのカクカク。
質感はマットで、どことなく昭和感。
 
 
壁紙の雰囲気がよく分かる一枚。
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リリカラ(will)LW-210です。
 
薄いものの方が雰囲気は出ると言いますが(と同時に下地の不陸を拾いやすいので施工者の力量がかなり問われます)、こちらはそこまでではないです。でも分厚くもない。
質感はマットでほんの少し粉っぽさのあるしっとり感。
 
塗り壁風でもないし、なんでしょう吹き付け風?
あまりクロスっぽくもなくて結構気に入ってます。
 

 
 
 
 
 
今日は以上です。
 
 
 
 
 
 
 
 
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@ ´ エ`)光と影は美しいなあ