羊の家

迷えるヒツジとクマの家づくり 30代夫婦が建築家と工務店と三者四脚で走る備忘録

【巾木】予想外だったこととうっかりしていたこと

家がですね。
もうね家なんですよ。
 
すごく家になってる。
何言ってるのって感じですが。
 
本当に完成まであと少し。
ここにきてやり直しの箇所とか出てしまったりしたんですけど。
 
クロスが終わって、建具も設備も照明もほとんどついて。
外構もカーテンも決定して。
 
なんかもうわくわくがすごいんです。
 
 
 
それはさておき、今日は巾木の話です。

※急いで書いたせいか何だか分かりにくい記事になってしまいました。
後日修正します。
 
 

巾木はいらない

常々一般的な巾木というのは本当に住宅をもっさりと見せる原因だなあと思っていました。(個人的感覚です)
コストやメリットデメリットからつけざるを得ないなとは思っていましたが、戯れに「巾木つけたくない」と言ったところ、ハムさんは「は?ありえない!」と化け物を見るような目で私を見ました。
 
ハムさんは巾木に関心なんてないだろうと思っていたのですが、予想以上の拒否反応に「エッそんなに?!」とこっちがびっくりしました。
 
建築におけるミニマルさというのは、ハムさんにとっては「のっぺり」と映ることが多いです。
そういう感覚の方は一定数いらっしゃるでしょうし、しかもそれは少なくないだろうと思います。
 
巾木は私にとっては重要事項だったので、まだ間取りも確定していない頃、たまたまハムさんのいない時に「巾木って何が入ってます?」とN社さんに聞きました。
「アルミ巾木です」という答えが返ってきましたが、アルミ巾木も嫌がるだろうなあと思ったのでしばらく黙っておくことにしました。
 
 

入り巾木出巾木同面巾木

ところでこのアルミ巾木、私は当初てっきり入り巾木だと思って(S先生もそう思っていた)いたのですが、N社の仕様確認が進むにつれ「あ、これ入り巾木なわけないな(そんな気の利いた仕様じゃないな)」と気づき確認したところやはり出巾木でした。
 
神谷コーポレーションのアルミ巾木で高さはわずか1.5cm、厚みは2㎜で巾木というよりも一本のラインの様に床際を走ります。
L字型で、通常の巾木と異なり石膏ボードを取り付けるよりも先に取り付け、その上に石膏ボードをのせる工法となります。
入り巾木でなくとも、十分存在感を消せる素晴らしい代物です。
 
しかしやっぱり、というか想像通りあのお方が 
 
( ・(エ)・)「いきなりアルミがつくの?変じゃない?嫌だ」
 
と言うわけで却下となりました。
アルミ巾木が似合う内装でも無くなってきていたのでまあいいか、となりました。
 
 
アルミ巾木じゃない場合はトガで造作か同じ神谷のシンプル巾木に変更になります。

造作の場合は同面巾木にできるかどうか監督に尋ねてみましたが、いかにその施工が大変かということを語られ「あ、これはやりたくないんだな」と悟り、元からシンプル巾木がいいなと思っていたのもあって、あっさり変更。
差額ナシなのは今でも疑問。
 
 

シンプル巾木

その名の通り溝も何もない高さわずか3cmのシンプルな一枚板です。

一般的な巾木が6㎝~9㎝なので、約半分の高さです。
壁と同化してすっきり見せてくれるだろうととても期待していました。
 
 
ところが、二階はフローリングが貼られた後すぐにとりつけられていたんですが、すぐに違和感を覚えました。

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すごく分厚いです。
 
え?え?嘘でしょ?
 
と少しパニックになるくらい動揺しました。
すぐにカタログで確認すると、高さは3㎝とミニマムだけど厚みは7mmもある!

一般的な巾木が厚み9mmなのでそれよりは薄いけれども、なまじ高さが3cmしかないのですごく分厚く見えるんですね!
これはちょっと確認不足でした。
この高さなら厚みは3~4mmじゃないとバランス悪いでしょう。
 
 
前回お見せした画像にも写っております。
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遠目ならそんなに気にならないでしょうか…?
 
 
ちょっと入り巾木やらアルミ巾木やら巾木ナシやらの素敵な巾木ブログばかり目にしていたのでハードルが上がってしまっていましたが、現状既製品ではこのシンプル巾木がすっきり見せるには最善策でしょうね。
 
 
しかし巾木の上のホコリからは逃れられないのね。
残念。

 

やってもーたうっかり

この巾木を初めて見た時にザワザワした理由がもう一つあったんですが、当時は気づかない振りをしました。
もう巾木の取り換えなんて無理だったからです。
 
それは

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寝室のクロスです。
 
 
やってもうたー。
 
完全にうっかりしてました。
 
スイッチやコンセントはちゃんと黒に変えたのに。
というより、ベッド裏の立ち上がりの壁にも巾木がつくとは思っていなかったのです。
 
 
これ、一足先に現場を見ていたWさんのスマホ写真で確認しました。

すぐさまダメ元で今から取り換えられないか(シンプル巾木はカラバリがあります)打診してみましたが、工務の皆さんが口を揃えてクロスも下地もボロボロになるのでやめた方がいい、とのこと。塗装も色がのらないからダメだろう、と。
自分のうっかりなのであまり強くは言えませんでした。
 
後日肉眼で見るとそれほど気になりませんでした。

取り換えでボロボロになるリスクと今後慣れる可能性を天秤にかけると、圧倒的に後者な気がしました。
なので、このままでいきます。
一回くらいカッティングシートとか試してみる、かも。
 
 
皆様も巾木の色とクロスにはくれぐれもご注意くださいませ。

 
 
 
 
 
今日は以上です。
 
 
 
 
 
 
 
 
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@ ´ エ`)あーーうっかりうっかり。