工務店を決めよう⑩ ~D社さんのプラン、こんなはずでは~
いぇーいタイトルからびゅんびゅん不穏な風が吹いていますよ。
N社さん(S先生)からプランを提案していただいた一週間後、今度はD社さんのプランが出来上がりました。
N社さんのプランが予想以上に素晴らしかっただけに、期待は否が応にも高まります。
高まりすぎて昼イチの約束の時間よりも早く着いてしまったので、コンシェルジュ春馬さんはまだお口をモグモグされていました。
「いいプランができましたよ~♪」と春馬さん。
( ・(∀)・)@・∀・) ワクワクワクワク
ちなみに、D社さんからは、私たちの要望書をもとに3人の設計士さんがそれぞれプランを練り、社長を交えたプレゼン大会を経て、煮詰めた最終決定案が提案されると聞いていました。
土地は西寄りの南道路。
正方形に近い50坪弱です。
わくわくしながらプランに向き合う私たち。
・・・
無言。
無言。
さらに無言。
前回の無言とはまるで意味合いが違いました。
要望と照らし合わせるまでもなく、頭の中はこの言葉でいっぱい。
なんでこうなった。
ホワーイD社ピーポー?
一応要望(1階)と照らし合わせると、
・LDKはL字型でウッドデッキを囲む
→L字型じゃない。当然ウッドデッキを囲んでいない
・キッチンとダイニングは横並び
→△ L字じゃないのでLDKが一つの空間に
・キッチンからテレビが見える
→見えなくもない、というレベル。だがあの私の力説はなんだったのか
・和室はリビングに隣接
→△ 一体感に欠ける建具
・和室は吊押入れとその下に地窓
→△ ちょっと無理があった
・リビングを通らずに玄関から水回りと和室に行けること
→△ 廊下を極力減らしたが為に玄関ホールにドアが集中してせせこましい
・パントリーと土間収納などの収納を充実させる
→△ 土間収納のアイデアは良かったけども
加えて
・リビングと水回りのコの字で囲む謎の中庭出現
・勝手口が完全な死角
・水回りが道路向き
etcetc…
いわゆる「外に閉じて中に開く」タイプの設計。
中庭のあるコートハウス、とでもいうんでしょうか。
確かに南道路からの視線は気になるとは伝えたし、D社さんもそのことを常日頃から考えていました。
これはこれで面白いプランだと思います。
いいと思える部分も勿論ありましたし。
でも私たちこういう家に住みたいって言いましたっけ?
気を取り直して、設計士のオシャメガネT君も一緒に4人であーでもないこーでもない、と図面をこねくり回します。
こーしたら地窓なくなっちゃう、じゃあこっちに持ってきたら、テレビの置き場所は、勝手口の位置は…
気付けば2時間は経っていました。
色々検討してみたものの、これだ!と言える間取りになる気配は全くありませんでした。
「いやー今の段階でこれほど意見を出せるなんてさすがですー^^」
と春馬さん。
本気でおっしゃってるんでしょうか…。
S先生のプランは、パッと見は奇をてらったデザインでは無く、とてもベーシックなものです。
ともすればD社さんのプランの方が「建築家物件だ」と言われてもおかしくないデザインでした。
先生は要望書を「38回読みましたー(笑)」とおっしゃってて、
38という数が多いのか少ないのか、はたまた本当か冗談か分かりませんが、ちゃんと私たちの要望をすくい上げてくれていて、私はその図面を見ているだけで気分が高揚しました。
なぜならそれはまぎれもない「私たちの家」だったから。
でも
D社さんのプランには私たちがどこにもいませんでした。
中庭ありきというか、設計士が「作りたい家」を優先させたような、小手先の印象を受けました。
同じ要望書を渡して、同じように説明したのに、こんなに差が出るものなのか。
プランはN社さんの勝利、どころか不戦勝です。
D社さんは勝負の土俵にさえ上がれていませんでした。
しかしそれでは私たちは納得がいきませんでした。
D社さんはモデルハウスを見て、唯一テンションが上がった工務店でしたし、一緒に家を作りたい気持ちもありました。
なにより、時間をかけて2社まで絞って、その決勝戦は「うわーどっちにしよう!」と嬉しい悲鳴を上げるものでなくてはならなかったのです。
その夜、夫婦で話し合った結果、D社さんにはプランの作り直しをお願いすることにしました。
今日はここまで。
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@ ´ エ`) ホワーイ