羊の家

迷えるヒツジとクマの家づくり 30代夫婦が建築家と工務店と三者四脚で走る備忘録

工務店を決めよう④ ~土地の縁~

工務店シリーズも4つ目。
そろそろ違う記事が書きたくなってきております。
 
週末にショウルーム(PanasonicとWOODONE)に行って来たのでその下書きもたまってます。
まずはこのシリーズを終わらせるぞー。
 

さてFPさんとの面談も終わり、やっとN社でも本腰を入れて土地を探し始めました。
「会ってる回数は一番多いのに一番進んでないよねー」
と夫婦で言い合っていたのでこれで一安心です。

とある日の打ち合わせで紹介された分譲地は、第三候補の地域(その分お値段も抑えられる)で当時はまだ検討していなかったこともあり、あまり期待はしていませんでした。
打ち合わせの帰りに「ちょっと見て帰ろうよ」と、もう暗くなっていましたが見に行きました。

売り出されてから1年以上経っていたのでほとんど埋まっていて、30区画のうち残りは4区画ほど。
まあ残るわな、といった土地の中で一つだけ「なんで残ってるの?」という区画がありました。
 
残り物に福はあったのだ!
   
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図の様に、分譲地の端の列で、裏側は外道路に面している、
と思いきや。
この外道路は向かって右に向かって上る坂道で、この区画は道路より3mほど高くなっていて、なおかつ道路の反対側は奥まったマンションだったので、視界の抜けがものすごく良かったのです!
しかも前面も道路が抜けているので南北に完全に光も風も抜けるとても気持ちの良い場所でした。
 
希望と違って南西向きではあったけれども、土地の広さも形も申し分なし。 職場も通勤圏内、むしろ今より近くなる。
駅は少し遠いのがネックだけど、車があるのでそこまで問題は無し。
   
@ ・ エ ・)「えっここめっちゃ良くない?」
( ・ (エ)・)「いいね!」
 
すぐその場でN社営業さんにメールして次の週末に一緒に来ることになりました。
 
 
以前の記事で書いた土地の重要なファクターですが、この「抜け」のことです。
そりゃー皆さん抜けが無いよりある方がいいに決まってるとおっしゃると思うのですが。
 


 
ここで私の生い立ちを少し語らせていただきます。
 
私の実家は、30年くらい前の大型新興住宅地でそこそこ田舎にあります。
東道路の土地を1.5区画買い、西側のお隣さんが2区画買って平屋を建てたので、
うちの庭から見えるのはお隣さんの庭だけ。しかも住宅地の西端だったので、向こう2kmほど田んぼや湿地帯で視界を遮るものが何もない所で育ちました。
山に沈む夕陽がきれいに見えたものです。

ところが私が18で家を出てしばらくした頃、お隣さんが土地を売ってしまいそこに2軒家が建ちました。
今風の総二階の家で、大きな大きな壁がいきなり出現して西側をがっつりふさいでしまったのです。
元々あったのなら気にならないと思うのですが、物心ついた時から開放的な土地に住んでいた私は、その圧迫感に人一倍耐えられない体になっていました。
東側から門に入るので正面の「壁」がよく見えて、未だに実家に帰るたびに少しがっかりします。

今回の土地選びを通してそれを改めて痛感しました。
ハムさんの実家も住宅地の端で、二方向が畑になっていて結構開放的なので、この感覚が共有できたのはとても良かったです。
 


 
そして土曜日にN社に行くと、営業さんが暗い顔。
なんと、
あの土地は前日の金曜日に他社の申し込みが入ってしまっていたのです!

 
申し込みがあったのは某大手HMさん。
営業さん曰く「大手HMはガチガチに固めてから申し込むので、撤回することはないだろう」とのこと。
一応二番手には申し込みましたが、私たちもほぼ諦めていましたし、事実覆ることはありませんでした。
 
 
土地というものはほんと縁だと思っていて、ダメだったのならその土地とは縁が無かっただけのこと。
本当の運命の土地とは必ず巡り会えるはず。
と私たちは考えていたので、少々がっかりしましたがひきずりはしませんでした。
むしろ営業さんの方がショックを受けていたくらいw  
 
 
以後ここが土地選びの基準となっていくのですが、 第三候補の地域でもイケル、ということが分かった私たちの中である土地が急浮上してきました。
 
D社さんの家と出会ったあの分譲地です。
 
第三候補地域だったので除外していましたが、今思えばあそこは結構いいんじゃないか?とほぼ同時に私たちは思い出しました。
あの分譲地にD社さんは一区画土地を持っていました。
値段も今中心に探している第二候補地域の土地よりも200万ほど安く、
三方向埋まってはいたけれど裏の家は作り的にあまり圧迫感が無く、両隣りもカーポートが面している。
南向きと職場が少し遠いことがネックでしたが、D社さんが「この分譲地で一番いい土地を買った」と豪語するだけあって確かにいい土地でした。
 
次回のD社さんとの打ち合わせで聞いてみよう。と希望が出てきたのです。
 
まだまだ夏の暑い盛りでした。

 
 
 
 
 
 
 
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@´ エ`) 無駄に長文になってしまいました。