羊の家

迷えるヒツジとクマの家づくり 30代夫婦が建築家と工務店と三者四脚で走る備忘録

【キッチン&ダイニング】最終形態【間取り】

昨日は本契約を結んできましたよ。

それにしてもすごい雨でした。
バケツをひっくり返したような、とはよく言ったものでまさにどしゃーっと降っておりました。

融資実行の日も雷でしたし、契約の日は何かと嵐です。
「やめとけって言われてるのかなあ」と弱気なハムさん。

しかしもう前に進むしかないのです!
 
 
 
さて、今日は(珍しく)予告通りキッチンについてです。長いです。

前回まで↓
straysheep.hatenadiary.jp

ほぼ仕様が決まったものの、減築でダイニングが縮んだことにより新たな問題が発生したのでそれに伴う変更経緯です。
   
 

当初の間取りとプラン

f:id:glante29:20160929162358j:plain
 
間取りの説明からいきます。
 
我が家のキッチンはシンク側がフルフラットのアイランドでコンロ側が壁付けです。
ダイニングはアイランドに横付けで、前方に回り込まなくても配膳ができます。
これが一番作業効率がいい配置だと思っています。
 
右上から時計回りに説明していくと、まずウッドデッキに出る掃き出し窓があり、その前に実家から連れて来るピアノ。
シンクとコンロの間を照らす窓、PCコーナー、カップボードを設置します。
背面カウンター上の窓から外の植栽を感じながら調理できるといいなと思います。
 
冷蔵庫の位置はカップボードの横に持ってくるか迷いましたが、リビングからの動線を考えてコンロ横としました。
それによりii型の配置がずれるので、見た目がおかしくならないか心配していたのですが、この画像↓を見つけて悩みは吹き飛びました。

f:id:glante29:20160929164343j:plain:w600
https://iemo.jp/16193/source:http://mameking.exblog.jp/2243973

料理家の栗原はるみさんがプロデュースした“私の住みたい家”のキッチンです。
配置的にはかなり我が家のプランに近い感じなのでイメージしていただきやすいかと思います。
 
アイランドと背面側が異素材なのが違和感を感じさせないポイントなのかもしれないと思いつつ。我が家は同素材になります。
しかしはるみさんが推奨しているのなら、(シンクは左右逆だけど)このカタチはきっと使いやすいに違いない!
とホクホクしております。
 
 
間取りの続きです。
冷蔵庫の隣にパントリーの扉。パントリーに関しては別記事でまた書きたいと思います。
向かって左側壁面に階段下の収納と、LDKの出入口のアウトセット引き戸があります。画像下に向かって引きます。

画像上部はリビングです。テレビが正面に来ます。
アイランドとリビングに一体感があって、リビングとダイニングはゆるやかに区切りたい、という要望に沿っています。
 
 

減築による問題発生

ところが減築によりダイニングが50cmほど縮むことになります。
サイズ感としてはこんな感じです。

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ウッドデッキに出る掃き出し窓は幅が狭まりFIX窓になってしまい(窓横の壁は耐力壁&ピアノの横の為壁にせざるを得ない)、ピアノも大分ダイニングを圧迫しています。
ピアノって結構大きいんですよね。
なので元々ピアノを持ってくることに否定的なハムさんにも配慮して、一旦ここは床の補強だけしてピアノは引越し後に考えることにしました。
当面この場所はスタンドライトやグリーンが鎮座すると思われます。
 
 
問題はもう一つあり、PCコーナーの幅を1,000まで縮めたもののカップボードの幅が600しかとれなくなりました。
ほぼ正方形の底面のカップボード…?(ヾノ・∀・`)ナイナイ
 
どうしたものか、と悩んでいるとさらなる問題発言をする人が…。
 
 
( ・(エ)・)「PCコーナーが遠い」
@ ´ エ`) 「はい?」
( ・(エ)・)「PCはリビングに置きたい」
@ ´ エ`) 「…えぇー」
 
 
遠いと言うほど広くはありませんが。
現居でテレビの横にPCを置いているのが使いやすいんだそうな。

あんまりディスプレイが並ぶのって美しくないなと思うのですが、このPCコーナーとカップボードのコーナーがせせこましくなってきたのでPCはリビングに移動させることにしました。
 
結果1,600幅が空いたわけなのですが、逆にこんな大きなカップボードいらない(予算足りない)…、とまたもや迷宮入り。
 
 
ちなみにこの頃いいなと思ったカップボード、というかキャビネットがRussel PinchのJoyce Cabinetでした。

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http://pinchdesign.com/products/joyce-cabinet
 
ただお値段が£6,575…えーと1£が約132円なので…………86万?!

勿論これは現地価格なので、日本で買うともっとお高いです。
コンランショップで発売になりましたが、なんと驚異の172万円也。
一体どのような方がお買い上げになるのかしら…。
 
 

奇策に走る

Joyce Cabinetに似たイメージのものも探しましたが見つけることはできず。

そしてそれとは別に、元々潜在的な要望として、背面カウンターはすこーん!と一直線に抜けて欲しいというのがありました。

となると、カップボードはセパレートタイプになるのですが、キッチンメーカーの様なデザインか背面材がつくかアイアンがつくタイプしかないのですよねえ。
 
 
……
 
 
 
 
……よっしゃカップボードの予算もキッチンにぶっこんだろ。
 
 
 
 
というわけで、キッチンを1,600伸ばすことにしました。

そして出来上がったプランがこちらです!

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左端に吊戸棚と開きのキャビネットを追加しました。
また、コスト対策として出来る限りキャビネットの数を減らしました。
長さよりもキャビネットの数によって値段はばーんと上がりますので。
実際1,000幅の引き出しの使い勝手がどうなのかは少し不安…

窓はFIX+横滑りの組み合わせタイプで、上下に棚をつけて挟みます。
棚の素材については現在鋭意検討中です。

前回作ったプランと設備はこちら。
straysheep.hatenadiary.jp

設備は浄水器と、アイランドの脇(ダイニング側)にコンセントを追加しました。

クリンスイ】カウンターオンタイプ N303

 
 

最終結果

リシェルライン-50万+10万+5万が前回までの価格でした。

見積りは…でれれれれれれれでん!

増額はカップボード予算+1万!
またいいとこついてきた!
 
 
結局リシェルの価格から50万下げると言い、そこまでは下げられなかったものの20万ほど減額することはできました。
しかも設備は100%希望通り、サイズは大きくなったにも関わらず、です。
 
 
キッチンハウスさんは高い、と始めから検討外にされる方も多いでしょう。
EVALTに限ってですが、国内キッチンメーカーのハイエンドモデルに比べて決して高いものではありません。
むしろ方法によってはよっぽどお得に希望通りのものが手に入る可能性が高いと思います。
営業さんの頑張りも外せませんが。

EVALTというメラミンの素材、小口に抵抗が無い方には是非是非おすすめしたいキッチンメーカーです。

 
 
 
 
 
今日は以上です。
 
 
 
 
 
 
 
 
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@ ´ エ`)しかし今こうやって書いてみると、もっとやりようはあったんじゃないかと思います。