羊の家

迷えるヒツジとクマの家づくり 30代夫婦が建築家と工務店と三者四脚で走る備忘録

減額調整の鬼③ 山が動いた

前回の記事の予想(と言うほどでもない)通りフラット35をはじめ長期金利が軒並み下がりましたね。
フラット35(35年ローン):0.93%→0.9%
メガバンクU(超長期固定):1%→0.95%
 
8月融資実行の皆さまおめでとうございます。
 
しかし…長期国債の利回りが鬼のごとく上昇しております。 f:id:glante29:20160801194620j:plain:w400
本日17時の段階で-0.137……6月の中旬くらいまで一気に戻っています。
まだ8月も始まったばかりなので分かりませんが、場合によっては8月中の決済を考えないといけないかもしれません。
 
 
 
さて怒りと悲しみに震えるまっくさんで終わった②の続きです。
 
straysheep.hatenadiary.jp
 
 
次の打ち合わせで、S先生から減築を提案されました。
 
とうとう来たか…

建物の面積だけは確保したかったのですが、このままだと中身すっかすかになるのでしょうがありません。
シートフローリングは嫌だ。
 
とはいえ、間取りが完成され過ぎててどこも削れないのでどうしましょう。
減築するには、もうガラっと変えた図面をイチから描いてもらわなければいけません。
打ち合わせの間にちょこちょこちょこちょこと図面を変更してもらっていたので、今さらイチからというのはちょっと先生に負担がかかり過ぎではないのか。
 
と私たちが減築はともかく図面の書き直しの依頼を渋っていたのですが、S先生から思いがけない提案をされました。
 

尺貫法をメーターモジュールに

やはり、間取りからどこも削ることはできないので、現状の尺貫法からメーターモジュールに変更して、今の形を保ったままギュッと小さくするというのです。
???となる私たちの前で、S先生が図面の上からシャッシャッと定規で線を引いていきます。
 
減額調整に関しては、S先生は聞かれたら答えるくらいで積極的には話に参加していませんでした。
いや普通に面白おじさんなんですけどね。
金額に関してはN社の領域なようなので、先生も手を出しかねていたのだと思います。
 
ところが減額どころか増額になってしまうような私たちのやりとりに業を煮やし、遂に先生自ら舵をとりだしました。
一心不乱に図面を引く先生を見ながら私は
 
山が動いた…!!
 
と思っていました。
 
N社さんをフォローしますと、私たちが「減築は最後の手段にしてくれ」と言ったことと、要望が想定より多かったことでどうしようもなかったのだと思います。
 
ちなみにメーターモジュールになることは、密かにラッキーと思っていました。
自宅でマイホームデザイナーで3Dに起こした我が家を見て「廊下が狭い!」という印象を受けており、なんとか廊下と階段だけメーターモジュールにならないかなあ、と思っていたからです。
 
 

メーターモジュールの弊害

我が家の一階のゾーニングはこんな感じです。
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このレイアウトどこかで見たなと思われた方は相当な羊の家マニアです。アメちゃんあげます。
 
メーターモジュールになることにより、UtilityRoom(水回り)とStairs(階段)とその間の廊下が広くなり、その影響でJapanese(和室)も縦長になります。
その分LDKを圧迫してしまうことになってしまいました。

分譲地のルールで隣家との境界線から1m後退しなければならず、我が家は後退線ギリギリまで幅を広げているので、建物自体はこれ以上は広げようがありません。
そこでLivingをWoodDeck方向に50cm広げることにしました。Wooddeckは小さくなりますが問題ありません。
Diningが縮んだのが一番問題だったのですが、これはまた別記事で詳しく説明します。
 
一方2階は配置ががらっと変わりましたが、無駄が無くなってより洗練され、主寝室はむしろ広くとれることになりました。
また少し床面積が小さくなることにより、玄関と反対側にも下屋が出現しました。
これによりWoodDeck上に屋根ができ、予算を圧迫していたテラスポーチが必要なくなったのです!
嬉しい誤算でした。これは先生の計算かしら。
文字ばかりで分かり辛いと思います。すみません。
 
 

見積もりは果たしてどうなったか

メーターモジュール化の前に値引きやらキャンペーンやら適用したのですが、メーターモジュール化後も結局まだ予算にはおさまらず、さらに外壁を画像の黄色の部分はサイディング、グリーンの部分をジョリパッドにしてなんとか予算におさめました。
 
結構無理矢理です。外壁サイディングになってしまいましたし。
意地でも塗りの部分は残しましたけど。このままでは終わらないですけど。

それでまだ、これベースができただけなんです。
N社の見積もりシステムが「標準をマイナスして変更したものをプラスする」という方式なので、標準とはかけ離れている現状では分かりにくすぎるので、一旦ベースを作り直した形です。
標準ではなくここからプラスマイナスされていくのです。
 
詳細な要望はまだ組み込み切ってないですし、減額調整は恐らく今後またあります。

地盤改良が無ければ大分楽なんですけどねー!

 
 
 
 
 
今日は以上です。
 
 
 
 
 
 
 
 
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@ ´ エ`)リアルタイムでは外壁で侃侃諤諤してます。