減額調整の鬼①
土地の仮契約を済ませた1か月後、遂に本ファーストプランが出来上がりました。
今回も大幅な修正なしでOK!さすがのS先生です。
「すごいわ~先生~」とWさん。
N社さんを選んだ日、S先生のプランがいかに私たちの心を掴んだかということを伝えると
「先生~僕泣きそう~」と
眉尻を下げていたWさん(注:私たちより年上です)を思い出します。
Wさんは若干頼りない感じのキャラでいつもS先生にいじられているのですが、こういう裏表の無いところがとても好きです。
しかしまあ大分予算オーバーしてるだろうな、とは思っていました。
Wさんが、ものすごく申し訳なさそう、というか言い出しにくそう、といった感じでしたので。
恐る恐る見積り、オープン!
YES!予算より 400万オーバー!
家づくりでは避けては通れない減額調整。
100万200万のオーバーは折り込み済みでしたし、設計事務所カテでは1,500万オーバークラスの剛の方々もちょこちょこいらっしゃいましたのでそんなにインパクトはありませんでした。
あーうんうん。あーはい。はい。といった感じでした。
もちろんハムさんにとっては想定外の金額だったでしょうのでまた目を白黒させていたと思われます。
400万は大金です。私がブログ読みすぎて麻痺してるだけです。
2~300万くらいはすぐ落とせる目論見でした。
贅沢仕様も余裕を持たせる為に入れていたので、そのへんを自分たち好みかつコスパのいいものに変えていけばなんとかなるだろうと思っていました。
ええ完全に読みが甘かったです。
これだけは譲れないもの
初めに、何を削っても絶対に手をつけないものとして以下の3つを取り決めました。
①外壁(塗り壁)
②フローリング(ウォールナット挽板)
③スイッチ(JIMBO NK SERIE)
これは夫婦で話し合って、すんなりと決まりました。
塗り壁は私の絶対的な希望でしたし、フローリングはハムさんの希望。
そして、内装のクオリティを保つ為には、細部の神スイッチは譲れない部分でした。
そして減築は最後の手段とすること。
これらを初めにN社さんと約束しました。
実際に減額したもの
ずらずらと書いていきます。
1.勝手口
勝手口が不要だと感じたのでカット
それに伴い、庇、土間、擁壁分が減額
2.玄関周りの羽目板
レッドシダーの縦張りになっていたものを、サイディング(キャスティングウッド)に変更
もともと外壁に本物の木を使うのには積極的でなかったので問題無し
結構な減額
3.下屋
屋根材はガルバだったのを、平板瓦に変更(私の希望)
値段は上がると言われたが、意外に減額となった
大屋根はガルバのままとした
4.鼻隠、破風
無垢板から既製品に変更
5.フローリング
IOC、業者を介さず直接仕入れで2,500円/㎡の減額
6.洗面台造作
N社提携の家具屋に見積もり依頼
「この仕様でこの値段?!考えられへんで!!」と半造作に変更
7.洗面所収納
内部を大工工事、扉のみ建具屋製作にして減額
8.窓
アルミ樹脂複合
標準のLIXILシンフォニーからYKKエピソードに変更
一部クリアネットにしても微減額になった。
窓はこの後まだまだ変わります
9.本棚
書庫本棚造作を既製品に変更
10.和室
目透天井をクロスに変更
床の間の床材(タモなぐり)をマルホンからノスタモに変更
障子造作をLIXILに変更
11.建具
造作+LIXILを神谷に変更
二階は引き戸→開き戸に変更
ほかこまごましたもの。
ホシ姫サマをnastaのエアフープにしたり、寝室のカーペットをタイルカーペットにしたり。
増額になったもの
大きくは以下です。
1.二階ホール手摺
図面では手摺の予定がN社が腰壁で拾っていた為スチールの手摺に修正変更
かなりの増額 ちょっと納得いっていない
階段手摺との兼ね合いもあり、今後煮詰めていく予定
2.ウッドパネル
柏木工のMOSAICを希望
思いのほかコストがかかるので施主支給も考えている
3. テラスポーチ
L字型LDKの欠けの部分に屋根が無いのが気になり、ウッドデッキ上にテラスポーチ→★を追加
予定外です
4. 窓
YKKに変更していったんは減額になったものの、防犯ガラスなどを追加していくと当然増額になっていきました。
ほかこまごま。
玄関ポーチのタイルだったり、格子部分が増えていたり、お風呂を1616から1618にしたり。
書き出してみると、意外に少ない?という印象です。
決定までにメールや電話で何回かやりとりをしているので、もっとたくさんの項目を検討したような気がします。
色々減らしたり追加したりしてるうちに、結局トータルが減額どころか増額になっていました。
意味が分からないよ。嘘です分かります。色々追加したからです。あと時々S先生が勝手に仕様変更してるからです。
月平均1.5回の打ち合わせとはいえ、3か月以上かけてこの結果ということでいよいよハムさんもイライラしてきます。
(ハムさんは非生産的な話し合いが超キライなのです。)
そんな中でも、誰一人「キッチンを下げよう」とは言い出しませんでした。
これはとてもありがたかったです。
多分全員思ってたと思うけど。
そして「絶対に手をつけないもの」にもメスが入る日がやってきたのです。
今日はここまで。
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