羊の家

迷えるヒツジとクマの家づくり 30代夫婦が建築家と工務店と三者四脚で走る備忘録

リノベーション計画② ~そして家を建てる~

リノベーションに否定的になったものの、中古マンションを購入する計画には変わりはなく、
そこまで築年数がたっていない建物(15年以内)をリフォームなら…とハムさんが譲歩してくれました。

大々的に改造、とまではいかなくてもなんだかんだ手を入れていけるだろうと密かに目論見つつ、 今度は県内の施工会社さんにコンタクトをとってみました。

f:id:glante29:20160216211008j:plain source: LOHAS studio(ロハススタジオ)

こちらはリノベ専門ではなく、画像のようなカフェテイストの戸建てを得意とする工務店さんでした。
(以下K社さんとします。)
熱い営業さんで、最初の電話から親身になって相談に乗ってくださり
とんとんとーんと話が進んでお会いすることになりました。

その間、1軒だけ中古マンションの内覧に行きました。
写真で見たよりもずっと狭く感じる物件だったので、検討にまでも至りませんでしたが、
6階の角部屋だった為、風の抜けと明るさが本当に素晴らしく、
あの衝撃は今でもはっきり覚えています。

そして今日までずっと、風の通りと採光は、私たちの中で家づくりの大事な指針になっているのです。

K社さんとはそれから二度お会いして、一度はオープンハウスに呼んでいただきました。
K社さんの作る家は大体テイストが似ていて、だからこそK社さんで建てたい!というファンも多そうだなあと思いましたが、
私たちには少しかわいらしすぎるな、とも思いました。

それでも、営業さんは熱心に私たちの希望を聞いてくれて、ローンのお話や、人生の先輩としてたくさんのアドバイスをくださいました。

二度目の帰りの車中、ハムさんが
「転勤のことは、あんまり考えすぎない方がいいのかも。」
と言いました。
具体的なお金や人生設計の話をすることで、何かが吹っ切れたようです。

「家を建てる方で考えてみるか。」

家を買う、から家を建てるに方針が変わった瞬間でした。