羊の家

迷えるヒツジとクマの家づくり 30代夫婦が建築家と工務店と三者四脚で走る備忘録

ヴィンテージへの憧れ

2014年の年末に「家を買おう」と思い立って、今現在2016年の2月。

思い立つのが家賃補助の切れる5年目の後半、というのが時すでに遅過ぎるだろう、という突っ込みはさて置きまして
当初は注文住宅を建てるなんて全く考えていませんでした。

ハムさんの同僚さんが「建売しか買えへんわー」というのを聞いて、
「そうか建売しか買えないのか」と何年か前に頭に刷り込まれていたせいでもあります。
(その方は京都の中心部に住んでいたので、うちとは土地事情が違うことを当時は理解していなかった。)

とにかく注文住宅とはお金を持ってる人しか建てられないものだと思っていました。

それともう一つ、また転勤があるのではという不安があったこと。
それほど転勤が頻繁な会社ではないけれど、可能性はゼロではなかったので、
特にハムさんは戸建てには消極的でした。
家を建てると転勤を命じられる、というのは新築あるあるとして有名ですよね。

というわけで最初はなんとなく
 
→マンション
 
→しかも転勤あるかもしれないから中古?

……

→年代物のマンション買ってリノベーションしたい!

f:id:glante29:20160213122216j:plain sauce: 桶川の住宅 By Landscape Products

もともと60年代70年代のヴィンテージマンションが大好きな私。
憧れのヴィラ・シリーズ、コープオリンピア、秀和レジデンス、
チャペルサイドアパートメント、ヴィラージュ平和…
40年以上の時を経ても、なお増す魅力を持つ建物たちはまさにヴィンテージ。

古き良き建物の魅力を生かして、自分好みの内装に改造できるなんて素敵やん
と喜び勇んで各リノベ会社に資料請求を開始しました。

でも私はすっかり忘れていたんですよね。
ここが関西のはしっこであることを。